倉敷道院のみんなと保護者の皆様へ~naka-pom徒然第5弾+保護者会便り第3弾 道場の練習/少林寺拳法の練習体系と学校の勉強

いきなりですが、少林寺拳法の練習体系は大きく

法形(普段の基本練習+技の練習)

演武(大会関係など)

運用法(乱捕/自由組手)

という感じです。

正直なところ、従来通りのやり方だと全部がバラバラで普段の練習が演武・運用法につながらないということで演武も運用法も面白くない、普段の練習も意義が分からないという事態が多いように思います。

 

だからこそ今、真剣に全部がリンクしてみんなが少林寺拳法をフルに楽しめる体制を作るべく試行錯誤しています。

 

そのために、構想の一部は練習時に説明しましたが改めて全容を説明して魚拓にしておく必要があります。

 

話は飛びますが、プロ野球とかの「打撃投手」「バッティングピッチャー」って聞いたことないでしょうか。

 

カープのキャンプ中継でチラ見するレベルですが、野球のバッターが試合で沢山ヒット打つのには体系立った練習が必要です。

 

ピンの上に乗ったボールを打つ、コーチにトスを上げてもらう、ピッチングマシンを相手に打つといったのも大切ですが、最後は人にボールを投げてもらってってしないとみんな打率が大惨事のはずです。

 

自分の得意なパターンを探すのもプロの打撃投手と相談しながら投げてもらうのが早いし、次の試合の敵先発投手対策だって人に投げてもらわないと成り立たないです。

 

練習で打てないバッターが果たして試合で活躍できますか?

 

選手とスタッフが協力して練習で打てる状態作り込むから試合で打てます。

 

道場の練習も一緒です。

 

普段の法形練習がダメなのに演武も運用法も上手くいくはずがなく、それが非常事態に役に立たないのも当然です。

 

だから、中島先生の場合だと受け反撃する側(守者)よりも攻撃する側にうるさいと思います。

 

何も考えていない攻撃はやるだけ無駄で、守者の人の時間と気力と機会を泥棒する行為です。

これも毒を込めますが、でたらめな攻撃に対して正しい技を返す必要ってあるのでしょうか?

変に意地悪しようとする攻撃って、その技しか見てなくて致命的なところが必ずお留守になるので、技をせずに隙を突き返すのが余程練習になります。

 

また、少林寺拳法の技はとても種類が多く、同じような攻撃に沢山の技があるのは、その受け方に適した攻撃のタイミングやスピードなどが大きく違うからです。

 

例えば単純な上段突に限っても強い当たりか速い当たりかという突き分けの余地が大きかったりするし、投げ技や逆技も守者にケチをつける前につかんで殴りに行くことや変化技のことを十分意識しないと守者の動きが成立しえないです。

 

攻撃の決まっている法形練習って、それこそ守者からすると打撃投手相手にボールを打つ練習です。

きめ細かい対処を覚えて得意パターンを見つけて組み合わせて、その次の段階に演武(カッコつけて見せる)や運用法(練習したことを自由に組み合わせ)が来ます。

 

で、長くなったけど学校の勉強についての提案にここからつなげます。

で、さっきの記事もつながります。

 

社会人歴14年なのに今一番数学の勉強に自信があるのは仕事・趣味・日常生活など必要なことに積極運用してきたからです。

 

例えば、学校はみんな夏休みに入りました。

宿題、沢山ありますよね。

自分も昔そうでしたがやらなきゃいけないって頭がいっぱいになって逆に手が付かず夏休みが終わってしまうってよくある話です。

 

でもね、やっぱり人間の頭が一定時間に処理できる情報って限りがあるし消耗したものは回復しないと動きません。

 

始業式までに宿題は終わらせるべきではありますよね。

へばってるときや他に何か気になっているときに宿題気にしてると余計疲れるし宿題にも手を付けられないと断言します。

 

親御さんの顰蹙覚悟ですが、手が付かない時は全力で食って寝て遊ぶ。

ガッツリ元気になったところで爆発力に任せて宿題を進めてみる。

最初はそんなでよいでしょう。

 

自分の今の元気度合いから食う寝る遊ぶに振るか勉強に振るか、これもまた計算の練習だと思いませんか?

 

強制されるのじゃないけど、2学期入ってからの宿題居残り回避という至上命題のために自発的にこういう問題を設定して解いて行動するってのは、社会人の仕事にも通じます。

 

あと、勉強の復習のヒント。

 

お買い物。

多分、みんな親御さんからもらっているお小遣いは決まっているはずです。

この夏休みに自分でお買い物できる総額って、お小遣い総額までのはずですよね。

ということは、

(お小遣い総額)≧(買い物額の総和)

という不等式ができます。

学校で習う形とは違いますが、買いたいもののお値段調べて足し算してみましょう。

 

場合の数。

キーワードはI'm Lovin’it.

セット注文するとき、

ハンバーガーのレパートリー→サイドメニュー→飲み物

って感じで決めると思います。

組み合わせの数としてはハンバーガーの種類×サイドメニューの種類×飲み物の種類って見ます。

教科書に戻るとハンバーガーとサイドメニューと飲み物にあたるのは何かって考え方をしましょう。

あとはみんなで集まってお菓子配りで遊んでみてもいいかなと。

 

とりあえず身の上で必要性作ってみて問題作って解くと効率良さそうに思います。